ストレス発生の原因となる刺激をストレッサーといいます。ストレッサーには様々な種類があります。対人関係
や仕事上のトラブルなど、精神的ストレッサーは、体調にまで悪い影響を及ぼします。上記のように風船が押す
とへこむように、押すという刺激が「ストレッサー」で、へこんだ状態が「ストレス」なのです。
ストレスの原因は、仕事や人間関係など人それぞれです。ストレッサーは、外部的刺激(寒冷や外傷)と内部的
刺激(精神的緊張)に大きく分けられます。
外傷などのストレッサーからくるストレスは、ケガなどが治れば自然と良くなりますが、対人関係や多忙な仕事
からくる不安や焦りなど精神面にかかわるストレッサーが原因の場合は、簡単に回復しません。これらは心因性
ストレスといって、現代人なら多くの方が抱えるトラブルになっています。本来なら喜ぶべき「昇進」「栄転」
がストレッサーになるケースも増えているといいますから、不思議なものです。
自分のストレッサーは何なのか。それを知り、取り除くことがストレスを解決するポイントです。発達障害の方
やアダルトチルドレンの方の中にはストレス感知能力が低い方も多く存在しますので、特に注意が必要です。
単純なストレス発散にはカウンセリングが最適です。服薬までは必要がないという段階で話を聞いてもらうのは、
気持ちを安定させる効果が高いです。なるべく早期に受けることが大切だと思います。