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新しい発想で心の問題を考える株式会社ミュゼ・アルディ
Counseling MUSEE
恋愛等への依存症
DEPENDENCE
恋愛・共依存など対人依存症
依存症の中でも、薬物などの物質依存とはあまり関係のないものがあります。特定の人物に対して恋愛感情や
見捨てられ不安などを感じ、いつしかそれがないと落ち着かなくなり、それなしでは我慢できないという状態
になる「対人依存」とでも呼ぶべきものです。
なかなか依存を止めることができない点においては「対物依存」と同様です。彼氏と接しているとつらいこと
が多いのに、第三者から「別れた方があなたのためよ」と言われると「いや、彼は本当はいい人で、私がいな
いとダメになる」と彼との依存をを肯定してしまいます。DVもその典型例です。
ところが、それは「本当はいい人」と心から思っているわけではなく、“悲しい恋から抜け出せない自分を正当化
するため”の説明です。つらい現状から一時でも気をそらしたいために、“快感”に身を委ねようとするのが、依存
症になる第一歩です。つらさを忘れようとして、さらに強力な快感を求めて(この場合は人に)依存していくの
です。
依存症を克服するには、自分が夢中となる対象を「断つ」ことも大切です。しかし、それよりもっと目を向けな
ければならないのは、何かに依存しなければ安定を保てなかった自分の心の問題と折り合いをつけることなので
す。
・自分にどうしても自信がもてない
・自立した異性に魅力を感じる
・メールの返事が遅いととても不安になる
1つでも当てはまるのであれば、ちょっとした注意が必要です。更に恋人なら常に自分の事を一番に考えている、
または自分のためなら何でもしてくれる、この様に強く思いこんでしまうと「恋愛依存症」の可能性が高いです。
彼からの連絡を待ってばかりでは、時間なんてあっという間に経ってしまいますよ。
親子間の依存関係も多くあります。幼いころから母の言うことだけを聞いてきたために、成人しても母がいなけ
れば(または母にお伺いを立てなければ)デートもままなりません。そんな態度に業を煮やして、相手は去って
いくのですが、それがまた母との関係を強く(良くではありません)する要因になります。いわゆる「マザコン」
ということですね。
★依存症のカウンセリング
依存症には認知行動療法が効果的です。「自分に自信が持てない」状態を分析し、「客観的に見てすぐれている
ところ」と「弱いところ」を理解することで、何もかも不安という状態から脱出しましょう。
薬物などへの物的依存と違って、脳そのものにはダメージが蓄積されていませんので、しんどい作業ですが、
クライエントさん自身がやる気を失わなければ十分改善は可能です。
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