ゆううつな気分や気持ちが重いといった抑うつ状態がほぼ一日中あって、それが長い期間続くというのはうつ病
の代表的な症状です。このような症状が見られた場合、うつ病と診断されることが多いのですが、実際にはこれ
だけで診断がついたことにはなりません。
ミュゼ山手心理相談室では、うつの改善・回復カウンセリングを次のような手順で進めていきます。
★まず、カウンセリングでクライエントさんのいろいろなお話をお伺いします。
★うつの原因が特定されているのかを含めてじっくりお話しをお伺いさせていただきます。
★同時に、コミュニケーション能力について判断させていただきます。
★コミュニケーションの「クセ」をお伝えし、その上でクライエントさんの苦手な部分を話し合います。
この時点では、カウンセラーとクライエントさんのラポール(信頼関係)構築に努めます。単純なうつや思い込み
のアダルトチルドレンなら、カウンセリングだけで良くなることもあるくらいです。
ここで「改善」ということについて触れておきましょう。
一般のカウンセリングでは、クライエントさんの弱いところに触れないようにしてお話をお聞きしていきますが、
「改善トレーニング」では、その弱いところに目を向けていただきます。自分の弱い部分を見ることはとてもイヤ
で、怖いことです。この点が大丈夫な方の場合は
★スキルトレーニングや認知行動療法も併用しながら、認知のクセを改善します。
★しばらくすると、前向きな人生を送るということが理解できるようになります。
★コミュニケーション向上によって、苦しさを早期に吐き出せるようになります。
うつのカウンセリングは、回復にかかる期間が症状によって相当違ってきます。長期にわたって服薬しておられる
方の場合は、現在の症状がうつなのか服薬の副作用なのかさえ判別できにくくなっていることもありますので、カ
ウンセリングに入ることが困難なケースも多いです。また、ごく軽度のうつ(っぽい状態)ならカウンセリングを
受けなくても自然に回復することもあります。
アダルトチルドレンや発達障害の場合と違って、あまりに種類が多くありすぎるために回復に要する期間を明示で
きないのですが、(簡単な症状ならその場だけでも改善できます。いわゆるトラウマバスターなどで解消すること
があるのは、簡単なうつに限定されます)従来型に比べて新型(非定型)うつは発達障害が併発している場合が多
く、回復には年単位での取り組みが必要になります。
うつ・新型うつの改善カウンセリング・SSTには、実際に回復を実現した経験が豊富なカウンセラーを選択する
ことも重要なポイントです。「今のつらさを改善する」なら催眠療法やスピリチュアルの方が効果が早く出る場合
もありますが、せっかく回復した状態が長続きしないというのがウイークポイントになっています。
医療機関所属のカウンセラーに多いのは認知行動療法至上主義なのですが、認知行動療法は決して万能ではなく、
催眠療法と同様「人を選ぶ」のが特徴です。カウンセリングと比較しても効果が高い範囲は限定されています。
これらの療法については、カウンセリングでじっくりお話しをお伺いし、SSTで認知行動療法に適合できる体質
を構築した後でなら、効果も大きくなることが確認できています。
ミュゼ山手心理相談室では、うつの種類や発達障害・アダルトチルドレンという点からの程度やひとりひとりの特
徴をつかんで、最適なスタイルを一緒に考えて対応します。
また、これまでに躁状態や軽躁状態を経験したことがある場合は、うつ病でなく双極性障害(躁うつ病)であると
考えられますので、そういう経験がなかったかの確認も必要です。双極性障害は統合失調症などほかの精神疾患が
背景にあって、抑うつ状態はその症状のひとつという場合もあります。
このような症状を万が一うつ病と診断されたら、本当の疾患が見逃されせっかくの早期発見・早期治療のチャンス
をのがしてしまうことになってしまいます。正しいうつ病の診断は、うつ病のどのタイプなのか、ほかの精神疾患
である可能性はないか、などを確認することまで含まれています。
ミュゼでは症状の複合を確認し、該当する方にはまず医療機関での治療をお勧めしています。無理な催眠療法や認
知行動療法をお勧めすることはございませんので、安心してお越しください。
うつ病の改善方法は一人ひとり違います。従来型うつ病ならば薬物療法の効果が期待できますし、性格や環境の影
響が強い場合は精神療法的アプローチや転職・異動も視野に入れなければなりません。ほかの病気や服薬が原因の
場合は医療機関や薬を変えることを考えなくてはなりません。
会社についても、休養が必要な場合とむしろ仕事を続けた方がいい場合もあって、この点でも解決法はひとつでは
ありません。
うつ病とひとくくりに考えて治療をうけるのではなく、うつ病には多くの症状があって、治療法もひとつではない
ことをアタマに入れておくことが大切です。
★「やはりミュゼでカウンセリングを受けてみよう・・・・かな」という方は ○電話 06(6180)6280 でのご予約 または ○メールご予約 を承っています。 ヾ(@°▽°@)ノ ご連絡を心からお待ちいたしております。 |