セカンドオピニオンは、直訳すれば「第二の意見(他者の意見)」ということになります。医療機関で治療
を受ける際に、たとえば「診断名はこれで良いのか」「手術や服薬のどれが適切な治療法なのか」という点
を主治医以外の医師の意見を聞き、参考にすることです。
身体の病気になった場合、患者は医療機関を訪ね、医師は自分が最もよいと思う方針を勧めます。とこ
ろが、その意見(診断)に疑問を感じたり、ほかの治療法も確認したい場合には、別の立場の医師から
も意見を聞けば、具体的な比較ができ、より納得できる治療法を患者自身が選択できます。
つまり、なぜセカンドオピニオンを受けるのかといえば、自分にとってベストの治療を受けたいという意思があ
るからです。
ところが、こころの病気(症状)はどうなのかといえば、他のページにも記載している通りで、クライエント
(お客様)が自分自身の状態を自己判断し、それぞれ「催眠療法を受けてみよう」「とりあえず心療内科に行っ
てみよう」「認知行動療法やEMDRの効果が高いらしい」などという認識だけで施術や治療を受けているといっ
ても過言ではありません。
こころの問題も、身体の病気と同様、まず症状(病気なのかそうではないのか)を判断し、最適な治療や療法を
受けることができないものでしょうか。一般的に、ごく一部の場合の除外すれば、カウンセリングや心理療法に
健康保険は適用されません。高価な心理療法(ヒーリング・催眠療法・有名カウンセラーのカウンセリングなど)
では一回あたり1万5千円以上・高いところでは5万円以上請求されます。
ところが、それらのカウンセリングルームにおいて効果的な手法が選択されているかというと、実はとんでもな
い「誤診」があることも多いです。
当相談室にお越しいただいた方の例では、「発達障害(アスペルガー症候群やADHDなど)」だと考えられる
症状の方に「あなたはアダルトチルドレンだから」といって、両親への思いを語らせたり、ヨガ教室に入会させ
たり、ひどい場合は「毎日冷水を浴びる」というカウンセリングとはかけ離れた非科学的な手法が取り入れられ
ていました。
山手心理では、ご来室いただく方へのインフォームド・コンセントに加え、よりよい対応法をお客様ご自身が選
択できるように、セカンドオピニオンを積極的にお勧めしています。
次のようなケースで、選択に迷われた場合はぜひご一報ください。
・催眠療法に通っているが、催眠術にかかった気がしない。
・認知療法の名人という人に受けているが、意味がわからない。
・そもそも何を話したら良いのかわからない。
・3ヶ月で回復するといわれたが、まだ良くなった気がしない。
セカンドオピニオンご希望時間 | セカンドオピニオン料金 |
1時間以内 | 5,500円 |