サイコパス(=精神病質)なのに病気ではない?
神戸殺傷事件の酒鬼薔薇聖斗(30代)が「ホームページ」を作りました。
事件から18年。『冷酷非情なモンスター』の仮面の下に隠された“少年Aの素顔”が、この本の中で浮き彫りになっています。 「少年Aについて知りたければ、この一冊を読めば事足りる」そう言っても差支えないほどの、究極の「少年A本」です。
一人でも多くの方に手に取っていただければ幸いです。
本人が「自分」を紹介するのにこの表現を用いているのを【宣伝】と評しているマスコミもありますが、この状態
はサイコパスによく似ている症状だと思います。
サイコパスは異常心理学などで主として使用されています。日本語に訳すと「精神病質」となるそうです。特徴と
して挙げられるのは
★社会をナナメに見ている
★極端に冷酷・無慈悲・エゴイズム・感情の欠如
★良心や他人に対する思いやりに全く欠ける
★罪悪感がなく、後悔もしない
★自分勝手に振る舞う
などでしょうか。サイコパスは、異常でありますが、上記のとおり精神病質と和訳するにもかかわらず、なぜか精
神病の範疇には入りま せん。逆に、表面的には多数の方が通常の社会生活を営んでいます。そのため、現在ではサ
イコパス=精神異常者ではなく、反社会性パーソナリティ障害として 扱われてい ます。
現実社会で暮らす「依存症」の方には、このタイプを好きになってし まう方もおられますが、サイコパスとの日
常生活は生易しいものではありません。上記のような特徴があるために
★自分の家族とは(見放されているので)うまくいかない
★パートナーの家族とは(無視したりするので)うまくいかない
★パートナーの友人とも(思ったことをすぐ言うので)うまくいかない
このような状態で生活していくと、パートナーさんはカサンド ラ症候群を超越する苦しみを味わうことになります。
サイコパスには、こころの痛みを感じないだけでなく、身体の痛みさえ感じない場合もあります。注射などはむし
ろ気持ち良く感じる(実際には良く分からない感覚だと思われます)ケースも。愛情やカウンセリングで矯正可能
な症状ではないと考えられますが、それでも多くの方が助けようとして精神を破壊されたり、自分もパーソナリテ
ィ障害などになっている例も見られます。
ミュゼでは、サイコパスそのものの改善は対応していませんが、ご家族・恋人などのご相談はとても多くなってい
ます。上記のような症状になる前に対処することが大切だと思います。